日本の学校では、文法やリーディングを中心に学びます。そのため、英語の文章はある程度理解できるけれど、実際に話すとなると全くできない…という方も多いのではないでしょうか。
私自身もまさにその一人でした。中高生の頃、英語は好きな科目でテスト勉強も頑張っていたのに、映画やドラマの英語はさっぱり理解できませんでした。
しかし、英会話教室に通わなくても、ある方法を使えば少しずつ英語での会話ができるようになります。今回は、私が学生時代に実践した方法と、現代ならではのAIを活用してさらに効率的に学べる方法をご紹介します。
実際の会話で使える生きた英語表現が身につき、AIを活用した現代的で効率的な学習方法がわかり、段階的なステップで確実にスピーキング力が向上します!
ゼロから英会話を習得するには、まずテキストで会話のキャッチボールを練習し、少しずつ口に出して発話することが近道です。
英語の文章を読むことと、話すことは全く別のスキルです。頭で文法を理解しているだけでは、実際に口に出すと何も出てこないのが現実。言葉は覚えて、使うことで定着します。チャットやAIを使ったやり取りで、リアルな英語表現を学ぶことが最も効率的です。
私の実体験とAI活用による現代的学習法
私の場合、高校生の時にHello Talkという言語交換アプリで英語圏の人とチャットを始めました。
最初は “How are you?” の返答すらわからず、返信が来るたびに一語一句調べていました。しかし、このプロセスで生きた英語表現を学ぶことができました。今ならAIを使えば、さらに効率的に練習できます。
言語交換アプリとは、異なる言語を話す人同士が互いに自分の母語を教え合いながら語学学習をするためのアプリです。
Hello Talkと、Tandemがおすすめ!
実践的な5ステップ学習法
導入:言語交換アプリやネイティブとの会話はちょっと不安…という方も多いでしょう。
そんなときは、まずAIと英語でチャットして練習してみるのがおすすめです。
AIなら、知らない表現や単語にも出会える上に、返答のニュアンスや文化的背景まで丁寧に教えてくれます。これで自信をつけてから、言語交換アプリや実際の会話にステップアップすることができます。

ステップ1:基本的な表現をマスターする
日本の学校で習った「I’m fine, thank you. And you?」は実際の会話では、”I’m fine”は形式的・感情をあまり表さない「元気だけど、距離をとっている」ように響くこともあります。日常では、以下のようなカジュアルな返答が主流です:
- “Good, thanks. How about you?”
- “Pretty good.”
- “Not bad.”
- “I’m okay.”
- “Good, you?”
このように、会話に必須の表現のパターンを覚え、自分の体調や気分に合わせて使えるようにしましょう。
AIを活用した表現学習
例:「Hi, how are you?」と聞かれたとき
- ChatGPTに「How are you?に対する自然でカジュアルな返答例を複数教えて」と質問
- 提示された選択肢から自分の状況に合った返答を選ぶ
- 実際の会話で使ってみる
- 自分で次回使えるようにメモしておく
AIは細かいニュアンスや使い分けも説明してくれるので、単なる翻訳ではなく文化的背景も含めて理解できます。
ステップ2:会話パターンの蓄積
日本語でも、日常会話には決まったパターンがありますよね。英語も同様で、まずはパターンを覚えて使いこなすことが重要です。
- 様々な人との会話を通じて表現パターンを増やす
- 学んだフレーズを実際の会話で使ってみる
- 使えるフレーズの数を段階的に増やしていく
ステップ3:会話のキャッチボール練習
蓄積したパターンを実際に使って、ネイティブと練習してみてください。Hello Talkと、Tandemがおすすめです。
ステップ4:発話練習への移行
テキストで自然に発せられるフレーズのパターンが増えたら、実際に口に出して練習してみましょう。恥ずかしいかもしれませんが、一文字一句発音が違う言語を話すとき、マインドブロックを外す必要があります。できるだけネイティブを真似て発音してみてください。(発音の上達については違う記事で紹介します)
練習方法:
- 声に出す:テキストで覚えたフレーズを声に出して読む
- 真似る:ネイティブや、AIに発音してもらい、発音を真似してみる(実際に使う時のイントネーションを学ぶ)※あまり機械的に発音するAIは避けましょう
- 反復:すんなり言えるようになるまで練習する
- Chat gpt を使って自主練する
👇アプリ版Chat gptを開き、右下のボタンをボタンをクリック。

このような画面が表示されます。話始めて、会話の練習をしてみましょう。

発話練習のコツ:
- 最初は一人で練習して恥ずかしさを克服する
- 録音して自分の発音をチェックする
- 口や舌の動きを意識する
- 感情を込めて表現力豊かに話す
ステップ5:継続的な改善サイクル
色んな人と会話を重ねることで、英語の会話パターンを学べます。学んだパターンは実際に使ってみることで身につきます。そして、使えるフレーズが少しずつ増えていく——この繰り返しが、英会話力を伸ばす基本の流れです。
私が高校生の当時は、AIが今ほど発達していなかったので、「How are you? 返答」などと検索して、数あるサイトの中からそれっぽい回答を見つける作業を繰り返していました。現在なら、AIを使ってより効率的に学習できます。
この方法の最大の利点は、実際の会話から生きた表現を学べることと、自分のペースで無理なく続けられることです。知識だけでは英会話は身につきません。実際にやり取りを経験することで、自然な表現や返答のタイミングを体で覚えることができます。
まとめ
英会話の上達に特別な才能や高額な英会話教室は必要ありません。重要なのは、適切な順序で段階的に学習を進めることです。
今日から始められる英会話習得の5ステップ
- 基本的な表現をマスター:AIや言語交換アプリを使用して、チャットから自然で会話の返答パターンを覚える
- 会話パターンを蓄積:様々な表現を学び、実際に使ってパターンを増やす
- 会話のキャッチボール練習:言語交換アプリを使用してネイティブと実践練習
- 発話練習に移行:テキストで覚えた表現を声に出して練習
- 継続的改善サイクル:新しいパターンを学び、使い、定着させる
この流れを繰り返すことで、確実に英会話力を向上させることができます。私自身がこの方法で英会話を習得した経験から、自信を持ってお勧めします。😊
コメント