英語学習を続けていると「読んでいるつもりなのに内容が頭に入ってこない」「辞書ばかり引いて時間がかかる」と悩む人は少なくありません。
実は、英語リーディングには段階に応じた効果的な練習法があります。
この記事では、学習者のレベルや目的に合わせた3つのリーディング法(精読・多読・多角的に読む)と、初心者におすすめの教材を紹介します。
私は大学で翻訳・通訳を学び、医療翻訳や映像翻訳などの実務経験も積んできました。その経験をもとにまとめています。正しい方法を知れば、効率よく「読める英語力」を伸ばし、ニュースや本を自分の力で楽しめる未来が手に入ります!
①精読(じっくり理解する練習)
まず基礎となるのが精読です。英文を細かく分析し、文法・構文を理解して「100%意味をとる」ことを目指します。
- おすすめは、短めのニュース記事や学習者向け教材。
- 文章をSVOC(主語・動詞・目的語・補語)に分解し、和訳を作ってみましょう。
最初は時間がかかっても問題ありません。英文を正しく理解する力は、リーディング全体の土台になります。
② 多読(とにかく大量に読む)
精読で土台を作ったら、多読で「量」をこなしましょう。
- 分からない単語があっても立ち止まらずに読み進めるのがポイント。
- 興味のあるジャンル(ニュース・自己啓発本・SNSなど)なら続けやすいです。
- 毎日10〜20分でも十分効果があります。
Kindleやアプリを使えば辞書機能がすぐに使えるので便利。とにかく「読む習慣」を身につけましょう。
③ 多角的に読む(ジャンルを変える)
同じ教材ばかりだと語彙や表現が偏ってしまいます。
- ニュース、SNS、エッセイ、論文風の記事など、幅広いジャンルに挑戦してみましょう。
特に小説は難易度が高め。文脈や比喩表現が豊かで、背景知識がないと理解しにくいこともあります。その場合は、知っているストーリーや自己啓発系の本から始めると無理なく続けられます。
おすすめ教材・アプリ(初心者向け)
同じニュースを3段階のレベルで読める教材。最初はLevel 1からスタートできるので、精読練習に最適です。短い記事でSVOC分析や和訳の練習にもぴったり。
アメリカの時事ニュースを「やさしい英語」で配信。精読初心者におすすめ。音声つきでリスニング強化もできます。
中学・高校レベルの語彙で書かれたニュース教材。英文・和訳・キーワード解説・音声つきで、理解と復習がしやすいのが魅力です。
3. 英語ニュース!StudyNow(リスニング・解説付) アプリ
毎日配信される短いニュース記事を、単語解説や和訳つきで学習可能。音声もあるのでリスニング・シャドーイング練習にも最適。
まとめ
英語リーディングは「精読で基礎を固める」→「多読で量をこなす」→「多角的に読む」で応用力を高める、という流れで進めるのが効果的です。最初は辞書を引くのが大変でも、正しい方法で続ければ「英語を読むのが楽しい!」と感じられる瞬間が必ず訪れます。学習者向けニュース教材やアプリを活用しながら、毎日の生活に英語リーディングを取り入れてみましょう。😊